終夜灯ブライトブライト'

書きたいことを書きたいときに書く練習 アメブロから引っ越し

2017年12月17日 米津玄師 TOUR 2017 / Fogbound @名古屋国際会議場 センチュリーホール

今年のライブ納めは米津さんでした。

あんだけツイッターとか日々の生活で米津さん米津さん言ってるのですがライブは2回目で、しかもワンマンで見るのは初めてだったのでピースサインの時から死ぬほど楽しみにしてたのだ。因みにチケット争奪戦はピースサイン先行もweb先行も一般発売もBOOTLEG追加分もこの公演以外全部外れました。競争率ヤバすぎや。

グッズもなんとか買えたのですがすごい人でした…みんな目が必死すぎる。あと6800円のパーカーとか何着も買ってると「かいじゅうガチャって10回引いても5000円なの!?安い!!!」みたいな感覚になるのであの場所はマジで危険。普段ソシャゲのガチャとかへの課金はだいぶ慎重というかほぼしないんですが、今回のグッズとガチャ全部合わせてデレステの10連7、8回は引ける額使ってるからな。10連5000円ってガチャとしてはだいぶお高い値段ですよね。

そんでもってツイッターでも書いたけどマジでみんなツアーグッズ着てる。majogariパーカーとマフラータオルのせいで視界がマジ赤い。こんな赤い集団に囲まれるのは、去年の秋クライマックスシリーズで横浜を応援しにマツダスタジアムに行った時以来だったのでだいぶ戸惑ったよね。あの時のアウェー感を思い出して買う予定のなかったmajogariパーカー買っちゃったよね。

 

まだ開演してないのに結構な文字数を使ってしまった……

席に着いて周りを見回すと、いろんな層がいるっちゃいるけどやっぱり若い人が多い。隣に座ってた大学生ぐらいの男2人組が開演まで死ぬほどやかましかったので、いつかのロッキンジャパンフェスで周りをロキノン系ウェイに囲まれてクリープハイプのライブ中ずっとウェイによる合唱を聴かされたトラウマが蘇りかけたのですが、電気が消えて1曲目のFogboundが流れ出すと、一瞬の歓声の後はびっくりするぐらいの静寂。ふらふらとステージに歩いてくる米津さんの圧倒的存在感。ゾクゾクしました。コンテンポラリーダンス習ってから普段の立ち振舞いにも謎の魅力というかエロさというか何かを感じるようになった気がします。ヤバい。

 

前半はFogboundに始まり、砂の惑星、飛燕、ナンバーナイン、春雷などハンドマイクで歌うミディアムテンポの曲が続く感じでした。個人的に残念だったのは結構キー下げて歌ってる曲があったこと…お気に入りでめちゃくちゃ聴いてる曲ほど違和感があるのであまり好きではないです。音感がすごいからなのかな、出せる音程は絶対にズレないからこそ微妙な感じの高音をライブで出したくないのだろうか。いつも高音になると目に見えてしんどそうになるのでどの曲もサビになると無駄にハラハラする。ムダハラ。

 

1階の20列目真ん中ぐらいというなかなかの席で、ちょうど全体を割と近くで見渡せる距離と高さだったのと、ホールでのコンサートがかなり久々だったのとで、前半は米津さんの歌を聴きながらぼんやりと照明やセットを見ていました。そこまで凝りまくったセットというわけでもなかったのですが(でもコンサート経験が少なすぎて凝ってるの基準がサンホラとかになってるからホントは昨日のも凝ってる方なのかもしれない…わからない…)、平行四辺形と三角形が積み重なったようなフレームのモニターが並べられていて、図形の中と外でそれぞれ映像を写せるようなやつがでら綺麗でした。説明下手か…

あとは各奏者の頭上にも直線を組み合わせたような飾りがあったり。個人的にかなり好みのセットでした。米津さんって三角とか直線的な図形が好きなイメージ。

映像もその三角形の中だけ映し出されたり、外だけ映し出されたり、orionみたいな曲は背景全体に満天の星空が映されたり、あとゆめくいしょうじょとかでは米津さんよりも前景にスクリーンが降りて来て、アニメーションMVの後ろに微かに米津さんが透けて見えたり、ライブハウスとの照明とは全く違った光と色の使い方が新鮮でした。米津さんみたいな人はコンサートホールでのライブの方が、いろんな手段で自己表現ができるので合ってるのかもしれないね。私はライブハウスの方が好きなんですけどね………………。

さっきからイチャモンばっか付けてるな。嫌なババアだな。

 

個人的な第1のピークはかいじゅうのマーチ→アイネクライネの流れでした。

自分のことをずっと「かいじゅう」だと思っていたと何度も語っていた米津さんが、ついにその言葉を曲のタイトルに付けたというのは自分の中では割と衝撃で、しかも今までの米津さんにはあまり無かった感じの曲と歌詞じゃないですか?

diorama→YANKEE→bremenと、リリースが新しくなるごとにラブソングの歌詞が前向きになっていく…とは思ってたものの、その背景には歌詞の中の「あなた」の存在があると思っていて。一方でかいじゅうのマーチは、恋愛ではなく友愛がテーマっぽい曲だという違いはあれど、今はもうそこにいない「あなた」のことを思って、こんなに前向きで優しい歌詞を書いたりするのですね…それが今の米津さんにとっての「かいじゅう」の気持ちなんだと思うとよく分からないけど胸が熱くなり泣きそうになっ……………たところでアイネクライネやるのは卑怯じゃない?(ジョボジョボに泣きました)

恋や愛そのものよりも伴う痛みや苦しみにフォーカスを当てているdiorama、相容れない部分やいつか失ってしまうという不安を抱えてでもあなたと生きていきたいと願うYANKEE、互いの傷や苦しみも含めて愛しいと思うbremen、どれも良さみが深いのだけど、1番共感できて涙腺に来るのはYANKEEかもしれない。アイネクライネもサンタマリアも大好き。あと1曲だけなんかテンションちげーけどMAD HEAD LOVEも大好きだよ。

 

ちょっとこの辺から泣きすぎて呼吸困難に陥ったせいで記憶が抜け落ちてるのですが、その少し後にLOSERで始まったアップテンポの曲ゾーンがクソほど楽しかったです。

LOSER→ゴーゴー幽霊船→ドーナツホール→アリスだったかな?昔ツイッターにあげた米津玄師曲ソートでダブル1位と3位に輝いたのがLOSER、ドーナツホール、ゴーゴー幽霊船だったので嬉しすぎて死ぬかと思った。こういう、自分の好みをモロに押さえたセットリストのライブに参戦すると「もしかしてカレ、私のことを認知して…!?」って妄想してしまいませんか。私はします。

そしてゴーゴー幽霊船の1番Aメロで間違えて2番の歌詞を歌ってしまい、ギターの合間に右手で「ごめーん」ってする米津さんが!!!かわいすぎてキュン死!!!!

ツイッターとか見ても取り沙汰されてる様子もないんですけど確かに私は見た!!見たもん!!!トトロいたもん!!!!!

 

終盤に掛かるにつれて、Moonlightとか打上花火とかタイトル分からないバラードとか、スローな曲が多くなっていく感じでした。ど頭でFogboundを聴いた時も思ったけれど、Moonlightみたいなあまり王道感がなくて掴み所のない曲を作って、それでこんだけ高校生とか若い世代の心を鷲掴みにしているの、普通に凄くないですか。私が高校生のときこんな難しい音楽流行ってなかったで…まあ何が流行ってたかと聞かれると私の周りにオタクとバンギャル以外の友達がいなかったので分からないんですけど。私の周りではKOTOKOとかが流行ってました。

特にMoonlightかなり好きなんですが、あの中毒性のある音がホールのせいなのかあまりいい感じに聞こえなかったのが残念でした。全然音楽のこと喋れないのでちゃんとした言葉で伝えられないのが歯がゆいですが、コンサートホールって何というか…「響かない楽器は置いてくぜ」感ないですか?ああぜんぜん伝わらねえ。自分で書いてて自分にもまったく伝わってねえ。なにを書いてるんだろう私は。

 

本編ラストはアルバムの最後の曲でもある灰色と青。この曲は原曲キーのままでした。この曲とか打上花火のために喉を温存してたのかな?と勘ぐってみたりみなかったり…ライブではマサキ・スダ氏の部分も米津さんが一人で歌っておられた。改めて聴くとこの歌詞めちゃくちゃ良いな…そして喉を枯らしながら歌う米津さんの姿を見て、やっぱりなんでスダさんとコラボしたんや…という気持ちにさせられた。別にものすごーーーーーーーくお歌が上手いわけでも音楽センスがパない訳でも昔からの付き合いがアレでコレな訳でもないじゃないですか!!昔から米津さんが好きで昔から彼やその周りの人を見てきた身としては何故あの人とかあの人とか私とかを差し置いて彼が…と思ってしまうのですよ。というかもう個人名出すけど何でwowakaさんじゃないのーーー!!あなた方数年前はしょっちゅうツイッターとかインスタで「あなたがたほかに友達おらんの?」って勢いでツーショ写真あげたりしてたじゃないのーーー!!!

米津さんとwowakaさんの2人が作りあげる何かを見てみたいと思うのです。それはただ単に両方のファンだからという理由だけでもなく、たまたま半月前にwowakaさん率いるヒトリエを見たこともあって、同じボカロ界を代表する2人でも、こんなにも行く先の道が違うんだなと思ったからなのです。違うよお前バカ動員の話じゃねえよ。

いろんな人との出逢いや経験を自分の糧にして、その積み重ねとしてあくまで1人のクリエーターとして音楽を続ける米津さんと、いろんな人との出逢いの中で自分が生きる場所を見つけて、生音感やライブ感、バンドとしての活動に拘るwowakaさんとでは、同じ初音ミクというルーツでもそこに見出したものが全然違うのかもしれない。そんな2人が見せてくれる「音楽の可能性」を、いつか同じ場所で見てみたいなあとずっと思っています。あと単純に両方好きなもんで。(結局それ)

 

そんな感じで本編が終わり、アンコールはゆめくいしょうじょとNeighborhoodでした。個人的第2のピークがこのNeighborhoodとその前の長めのMCでした。

「最近、記念すべき50回目のライブを迎えたんですが…こうやってライブ嫌いな俺がライブを続けてこれたのは、来てくれるお客さんのおかげでもあり、後ろで演奏してくれるメンバーのおかげでもあり…色んな人に支えられて、音楽をやってきました。ボーカロイドなんかを使って1人でシコシコやってた時は「俺は1人で音楽を作ってる」なんてことを色んなところで言ったりもしていたんだけど…まあ形の上ではそう見えるけど、実際は違ってて。自分が今まで接してきた友達とか…故郷とか、環境とかも…。小さな傷も、小さな嬉しいことも、一つ一つが重なって自分っつーものが出来ていて…そんな自分が作った曲は、決して1人で作ったものではないと、今では思っています。」

「今日、そんな僕のことをここにいる何千人もの人が見に来てくれていて…何千人ってひとまとめにすることはすごく味気ないことなんだけど…けどその一人一人が、自分を見てくれて、自分もみんな一人一人を見返していて、、みんなを形作るものの一つに、今日の米津玄師のライブってものが入って、それで明日からのみんなの日々が、少しでも良いものになればいいなあと思います」

なげーよMC!さっきwowakaさんと2人で何かやってほしいって書いたけどツーマンライブなんかやっちゃったら両者のMC中に死人が出るからやめた方がいいのかもしれない。

けど普通に感動したのも事実で、Neighborhoodをやりきってはけて行く米津さんにたくさんの人達が「ありがとう!」って呼びかけているのを聞いて、私も含めたここに来ている皆は、本当に米津さんに沢山の幸せや生きていく支えを貰っているんだなあと改めて実感してここでもジョボジョボに泣いてしまった。ありがとう、という言葉が似合うライブって良いなあと思いました。好き…(最後の最後で語彙力の限界が到来した)